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新時代を託す

たび重なる青少年の凶悪犯罪。
学習塾などの地域に密着した教育機関にも、責任の一端があると思います。
進学塾でテストで点を取るための知識を詰め込まれ、人間としての正しい生き方・姿勢を学び損ねた若者が街にあふれています。
このような若者が不幸な事件を引き起こし、周囲の人を巻き添えにしてしまうのではないでしょうか。

小学校から中学校の義務教育の大切な期間に、受験のための教育しか受けられなかった子供たちは不幸な人生を歩みます。
本来の義務教育は、進学のための点取り教育ではありません。
人間としてのあり方、特に人間としての徳を備えていくことを第一に学ばせるべきでしょう。
テストの問題を解くための知識も大切ですが、日常生活の中で、ちょっとした真心の使い方を学んでいくことのほうが、その子の人生を、物心ともに遥かに豊かにしていくでしょう。

さあ、新たな時代21世紀。これからは情報社会です。
各分野でこれまでになかった新しい問題が発生するでしょう。
まさしく先が見えない時代がやってくるのです。
新時代に求められる真の実力は、無から新しいものを創りだす能力です。
知識を与えるだけの偏差値教育では、もう対応できません。
ありきたりの答えが決まっているからです。
新たな答えを一人一人が独自に創り出していく、本当の教育を受けさせるべきです。
たとえ受験社会の中で、英才と呼ばれても、新時代にはもう価値がありません。
知識を暗記する力も大切ですが、考える力・判断力・想像力がより大切になるでしょう。

新しい時代の幕開けには、大きな変革が訪れるでしょう。
そして、新しい時代には、新しい人材が必要になります。
関根塾の教育にかける使命はそこにあります。
新時代を創り出していく柔軟な発想力と豊かな創造性は一朝一夕には育ちません。
子供一人一人が、自ら考え行動し、自立して生活し、反省することを教育の中でしっかりと、身につけさせることが何よりも大切になりつつあります。

この心の教育が、家庭や学校、地域社会の中でおろそかであった証拠が、現実社会のひずみとして、身近な中学生・高校生など、青少年の姿に反映されているのでしょう。

関根塾では、まず、家庭の中で、塾や学校の中で、親・師・社会・国家を大切にし、感謝する心を大切にして行くことが教育の原点であると考えております。

まず最初は感謝の心を伝え、その上で最新にして最良の教育環境を整え、新時代を切り開く子供たちをはぐくんで行きたいと努力しています。

社会背景・・・・教育をめぐる諸問題・難題が山積する教育の現場

 (1) 中学生・高校生の犯罪が激増している
 (2) 心のコントロールができない 心の病気の急増
 (3) 解決の糸口は・・・
 (4) 家庭のありのままを見つめる
 (5) 原因は過去にさかのぼる
 (6) 誰にでも心の病になる可能性がある
 (7) 「こころの教育」のゆくえは・・・
 (8) 親は子供にとってすべての模範である
 (9) 生徒の学力がますます低下している
 (10) 何を学び、21世紀を生き残っていくか
(1) 中学生・高校生の犯罪が激増している

新聞・テレビで盛んに報道されたように、1999年を境として、青少年、特に高校生や中学生の犯罪が激増しています。
多くの教育関係や精神分析の専門家によると、小学生から中学生にかけてのいわゆる「思春期」のこころの傷が、子供達を犯罪者へと大量生産しているようです。
その中で、受験教育が人間性の成長を妨げる要因として指摘されています。

かつての文部省がゆとりの教育を薦める一方で、成績をただ単に上げさえすればよいという、こころない営利主義の学習塾が癌のように増殖したのも事実です。
そして、まちがった教育を受けた小学生・中学生が、心のゆとりのない若者としてたくさん育ってしまったのでしょう。
その象徴が、現在の青少年犯罪の増加であり、すさんだ若者の心をストレートに反映しているのです。
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(2) 心のコントロールができない 心の病気の急増

小学校と中学校の不登校児童の問題は深刻です。
社会性を身につけられずに、いつのまにか、わがままに育った、子供が増えているからです。
不登校児童には、いくつかのパターンがありますが、共通点があって、「感情を押さえることができない」そうです。

また、わがままが原因で低学力・不登校となる生徒の場合は、「言いたいことを一方的に言えば、何でも要求がかなうと思いこんでいる」「人を傷つけることを悪いと思っていない」「社会の基本的なルールを守れない」など、言葉の教育の遅れ、つまり言葉遣いの悪さや、生活面でのマナー欠如などの面が指摘されています。

逆に、消極的な性格が原因で不登校になる場合は、過保護に育ち、叱られることに耐えられず、現実の厳しさを直視できないなど、やはり、心の弱さが指摘されています。
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(3) 解決の糸口は・・・

このような心の問題を抱えた児童・生徒に対しては、経験豊富な教師が、その子の心の動きを的確に把握しながら、学習指導しない限り、このような状況からは、抜け出すことはできません。
点取り指導しかできない無責任な教育では、心の病の核心には、決して手は届かないのです。

子供がわがままから低学力になる最大の原因として、親がこれまでにキチンとしつけてこなかったことが第一に考えられます。
次に考えられることは、本を読まなくなったことと、コンピューターゲームの影響で、筋道を立ててキチンと考えることができなくなっていることです。
いずれにしろ、間違いなくいえることは、家庭の中で心のこもった日常会話が乏しくなっているとき、このような生徒の心の寂しさを、ゆっくりと癒していくことが、最も必要とされます。
しかし、現実は、学校だけでは、十分に対処しきれなくなっているのです。
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(4) 家庭のありのままを見つめる

家庭での温かい心の交流や基礎的なしつけが十分でないとき、まちがいなく事態は悪く進行します。
心が荒むと生徒は徐々に粗暴な態度を示すようになります。
この場合、共通した特徴は、ガマンする事ができない、弱いものいじめをする、言葉使いが悪い、社会ルールや約束を守らない、などがあげられます。

最近は、これらの問題児が成績上位層にも確実に存在することです。
親が目先の成績のことばかり考えていると、子供は心の潤いを得ることができず、短絡的に行動し、どうしても心が荒んできます。

その意味で、子供が道徳的に好ましくない行動や発言をするときは、親の教育姿勢に明らかに問題があるといえるでしょう。
そして、このような家庭背景が、学校のいじめ事件の根本的原因と考えられています。
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(5) 原因は過去にさかのぼる

問題を引き起こした子供達について、その「過去」がさまざまに報じられています。
専門家による数多くの指摘の中で、最も注目すべきことは、「誰しも、欠点があり、過ちを犯す。成長の過程の中で、その欠点や過ちを反省することなく、育った子供が不幸になる。」のです。
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(6) 誰にでも心の病になる可能性がある

世間を騒がす凶悪犯罪を引き起こした子供達は、必ずしも、特殊な子供ではありません。
中には、非常に成績のよい子供も多く、むしろ「優等生」の凶悪犯罪が増えているのです。
ただ、成長期の教育のなかで、誰しもが味わう失敗や挫折を通して、自分自身のありのままの姿を見つめるようになります。
このような反省の時間を十分に持てなかった子供が、「心の闇」が解決されないままに、成長してしまうことが、最近の青少年問題の原因の一つとなっています。

家庭や学校が心の教育に十分目を向けずにいると、いつしか子供の中に潜んだ「心の闇」が増大して、「ごく普通の子」から、「問題児」へと、変貌していくのです。
くれぐれも、親と教師は、勉強の成績だけで、子供を評価してはならないのです。
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(7) 「こころの教育」のゆくえは・・・

学校教育の中で、こころの教育が叫ばれるようになって、ずいぶん経つのに、むしろ不登校・うつ病などの生徒が増え、学級崩壊も頻発し、青少年の巨悪犯罪が増加しています。
このような現実に注目すると、明らかに学校・家庭・社会の中で、現在「こころの教育」は、あまり機能していません。なぜでしょうか。
私達、関根塾では、こころの教育のバランスが取れていないからではないかと、考えています。

慈悲という言葉があります。慈とは、いつくしむことです。
その子のためを思って、厳しさを与えてあげることと、関根塾では捉えています。
病気にたとえれば、癌は切り取らなければならない場合があります。
また、化学治療や放射線治療も患者にとって大変つらく苦しいものです。食事療法もあります。
患者は厳しい食事制限の中で我慢して、癌を克服します。
このように見る限り、病気を克服していくのには、ふさわしい治療を素直にうけいれ、苦しい試練を乗り越えなければ、健康にはなりません。

関根塾の授業の中では、子供一人一人に「心の課題」があります。
その心の課題を一つ一つ乗り越えさせていく、これが慈しむことの実践です。
一方、慈悲の悲とは、いとおしむ優しさであります。うわべだけの同情ではありません。
細かいことをギスギス責め立てたら、いくら子供のためだといっても子供は受け入れません。
厳しさの中にも、ときにはおおらかさが必要です。優しく包み込む視線を持つことでしょう。
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(8) 親は子供にとってすべての模範である

子供をいやな優等生にしないためにも、親は子供の言葉使いと、約束を守ること、素直に謝ることを徹底して、しつけるべきです。

問題を引き起こす生徒の家庭は、親が口やかましいというのが、はっきりとした傾向だそうです。
教育の専門家によれば、「自分のやり方は絶対正しいという自信があり、子供の問題行動を学校や友達などに責任転嫁している。」という傾向があるそうです。
この姿勢は、子供にそのまま受け継がれ、子供はわがままを押し通し、一方的な自己主張をくりかえし、都合の悪いことはすべて、人のせいにしてしまいます。
このような姿をみると、子供たちに強い影響を与えているのは、やはり親の姿勢であると考えてよさそうです。
家庭は最高の教育の場。子供はここで親を模範として、人生の生き方を学んでいます。
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(9) 生徒の学力がますます低下している

つい4・5年前までは、「高学力と低学力の2極分化時代」がいわれていましたが、現在では低学力層が一段と増え、基本的な言葉のコミュニケーションさえできない生徒が目立ちます。
当然、高学力層は少なくなる一方です。

特に数学力の低下が著しいようです。計算力の低下は深刻で、新聞紙上でさかんに報道されたように、大学生の1割以上が、小学生の内容の計算がちゃんとできていません。
また、「なぜそう考えるのか」という論理的な思考も非常に衰えています。たとえば、(-1)×(-1)=1という計算について、数学的にどのように考えて、1となるのかについて、ちゃんと自力で説明できる高校生はほとんどいないようです。
教科書では、キチンとした説明がなされているのに、考え方を学ばずに、「マイナス1かけるマイナス1はプラス1」と、結論だけ丸暗記していたのでは、本当の数学力は育たないでしょう。

このように、「なぜ」、という姿勢を大切にして、キチンと「理解」して、「自分の言葉で説明できる」ことが本当の学力なのです。

関根塾では、結論を丸暗記するような受験教育から脱皮して、本当の学力を育てることを基本姿勢としています。
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(10) 何を学び、21世紀を生き残っていくか

第一に、日本という国の言葉や文化、民族の伝統、歴史などについて、興味を持ち積極的に学んでいく姿勢を育てる必要があります。
最近、「うちの子は自覚がない」といって嘆く親が多いそうですが、そもそも自分というものについてよく知るためには、まず、自分達の親、家族、血のつながり、そして国や民族の文化や伝統、歴史について、尊び謙虚に学ぶ姿勢がなければ、子供心の中に「自分」という自覚が生まれようはずもありません。
本来、国語の勉強や社会の勉強は、こういった人間本来の自覚を成長させるものであると、関根塾では考えています。

そのうえで、理科・数学の考える力を育成していくことが必要です。
わが日本の近代の歴史をたどれば、まさしく「科学技術立国」の道を歩んでいます。
現在のGDP世界水準第二位の地位を築き上げたのは、優秀な科学技術力が大きな土台となっていることは間違いありません。
日本の将来の発展は、まさしく理数教育にあるのです。
関根塾では、受験勉強を超えた範囲で、理科・数学を学ぶ姿勢を培っています。
数学では、単なる計算力の訓練に終始せず、文章題、図形問題、グラフ問題など、総合的に考える力を育成しています。
また、理科教育では、暗記学習だけの授業ではなく、実験・観察などの実習を盛り込んだ理科研究を推進しています。
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◆ 矛盾に苦しむ入試制度・・・入試制度をめぐる諸問題 ◆

(1) 生徒数減少が低レベル化を促進する

生徒数減少により、高校全入化の時代です。
トップ高への進学さえ望まなければ、ほとんどの生徒は公立高校へ進学できます。
つまり、「塾なんか行かなくても、レベルを下げれば高校へは行ける」のです。
もともと勉強が嫌いな子供たちは、この事実に甘えてしまいます。
高校受験をよい機会に、どうしても身につけてほしい重要なことがらも、みんな吹き飛んでしまいます。
この結果、試練に耐えることのできない子供たちの学力は、ドンドン低下しています。

(2) 推薦制度が低レベル化を促進する

さらに推薦制度の拡大により、入試制度の変化は内申重視の風潮を生んでいます。
生徒にとって内申重視とは、「定期テスト前だけがんばって勉強すればよい。」という意味しかもちません。
その結果、将来の目標や学習の目的を持たない生徒は、「テストが終わったらみんな忘れても構わない」という考え方をしてしまいがちです。
特に中学3年になるまでに、客観的な学力を測定する実力テストを受けていない生徒はこの間違いに気づけません。

(3) 暗記学習が増え、理解力が低下する

「簡単に点が取れる勉強が良い方法である」と考えていると、本当の実力はつきません。
残念なことに、じっくり考えてキチンと理解する勉強よりも、テストにでる知識だけを丸暗記することがよい勉強法であると、勘違いしている生徒が多くいるようです。
漢字は書けても文章読解力の乏しい生徒、計算はできても図形問題に弱い生徒など、「暗記問題ができても考えることができない生徒」は、明らかに日頃の学習姿勢に根本原因があります。

(4) 暗記力も低下している

ところが、基本的な暗記の能力が衰えている子は、学んだことがいつまでたっても、身につきません。すぐに忘れてしまいます。
いわゆる低学力の生徒は、最初に「覚える力」を着実に養っていきます。
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